食後血糖値の正常値と食後高血糖の怖さ!?

健康人であれば、食後2時間程経てば血糖値は140㎎/dL未満に低下します。これが食後血糖値の正常値です。
しかし、食後2時間経っても血糖値が140㎎/dL以上の高い数値が続く状態を「食後高血糖」といいます。

その前に、「食後」の起点は食べ始めなのか?食べ終わりなのか?について。
15分20分くらいで終わるような普通の食事、普通の食べ方なら、口にし始めてからカウント開始しましょう。
食べ順ダイエットの場合も同じです。

この2時間後というのは、食べたものが胃から腸へ半分程度移動したタイミングです。
糖質は消化が速いのでほとんど吸収されるため、食事による血糖値のピークと考えていいタイミングです。

ただし、シロップをのせたかき氷をいっきに食べたり、脂のかたまりのようなものを食べるというような例外的な食事内容ではこれに当てはまりません。

「食後高血糖」は、たとえ空腹時血糖値が正常だったとしても確認されるものです。
現在「食後高血糖」は、糖尿病予備群の方においても重要な指標となっています。

食べ物から摂取されるブドウ糖は、腸内で吸収されて血液中に移行します。
そしてインスリンが働き、肝臓や筋肉などに取り込まれてエネルギーとなります。
なので、健康人であっても食事をすれば一時的に血糖値は上がります。

「食後高血糖」が起こる理由は?

健康人の血糖値が上昇すれば、すい臓から随時適量のインスリンが分泌されます。
その働きにより血糖値が低下して、食後2時間程経てば空腹時の数値に戻ります。

しかし、糖尿病や糖尿病予備群の場合は、インスリンの分泌量が少なかったり、分泌する速度が遅かったりします。
なので、充分に血糖値を下げる働きをせず、食後2時間経っても血糖値は正常値まで低下せずに高血糖の状態が続きます。

「食後高血糖」が重要な理由とは?

糖尿病を発症した早期の人や糖尿病予備群の方は、空腹時の血糖値が110㎎/dL未満の正常値を示す場合がめずらしくありません。
なので、糖尿病を空腹時血糖値だけで判定した場合、「食後高血糖」を見逃してしまう可能性があります。
結果、気がついた時には糖尿病を発症していたり進行していたりするので自身での注意が必要です。

「食後高血糖」では、耐糖能異常(血糖値を正常に戻す働きが非常に弱い)の状態にあります。
さらに、耐糖能異常の方は、動脈硬化を進めてしまうことも確認されています。

耐糖能異常から動脈硬化が進展していくと、脳卒中などの死亡リスクが高くなります。
空腹時血糖値だけではなく、「食後高血糖」も要注意です!

「食後高血糖」と「空腹時高血糖」ではリスクが違う?

糖尿病は、血糖値とヘモグロビンA1c(HbA1c)の数値や検査により総合的に判断されるものです。
空腹時血糖値、ブドウ糖負荷後2時間値の2つの指標により、「糖尿病型」、「正常型」、「境界型」に分類されます。
「食後高血糖」は、「糖尿病型」と「境界型」に含まれます。

↓これについては、こちらの記事をご参考にしてください
血糖値の正常値・基準値が分からない方のために

同じ「境界型」であっても、食後高血糖(耐糖能異常)と、空腹時高血糖では、心筋梗塞などの心血管系の病気を発症するリスクに差があることが確認されています。

食後高血糖や糖尿病の方は、正常な方に比べると、心血管系疾患による死亡リスクが高いことがわかっています。
空腹時高血糖の方は、心血管系疾患による死亡リスクは正常な人と同程度ですが、すでに糖尿病を発症している方ではかなり高くなります。

「空腹時高血糖」よりも「食後高血糖」の方が心筋梗塞などの心血管系疾患による死亡リスクが大きいということです。

「食後高血糖」にひそむ危険な病気

「食後高血糖」は、以下のような病気を引き起こしたり、進行させる可能性が高いことが確認されています。

  • がんの発症リスクを高めてしまう
  • 動脈硬化などの原因となる活性酸素の働きを助長し、血管の炎症を引き起こしたり、血管壁の働きを弱くする
  • 糖尿病網膜炎の発症リスクを高めてしまう
  • 高齢者の認知機能に影響を与えてしまう
  • 頸動脈の血管壁が厚くなり、動脈硬化をまねく
  • 脳卒中や心筋梗塞などの発症リスクを高めてしまう

食後の強い眠気は糖尿病の初期症状かも!?

お昼ご飯を食べた後、うとうとすることは誰にでもあるはずです。
でも、仕事に差しさわりが出るほどの強い眠気は糖尿病が関係している場合が考えられます。
糖尿病の初期症状のひとつに「食後の強烈な眠気」があります。

食事を摂れば誰でも血糖値は上がります。血糖値が上がると眠くなります。
通常は血液中のブドウ糖がインスリンにより体内に吸収され2時間もすると元の血糖値に戻ります。
しかし糖尿病を発症するとインスリンの働きが低下し、ずっと血糖値が元には戻りません。
そのまま高血糖が続いてしまうと、ずっと眠い状態が続きます。

また、糖質の高い食事をするとインスリンが過剰に分泌されることがあります。
すると、血液中のブドウ糖は逆に不足し、低血糖になる場合もあります。
低血糖の場合でもやはり眠気を感じます。インスリンの過剰分泌は膵臓に負担を与えて糖尿病をまねきます。

血管へのダメージが問題

医学的には、血糖値が180を越えると危険だといわれています。
しかし、実際には血糖値が140を越えるとよくないともいわれています。

血糖値180以上だと危険なのは、健康な方も糖尿病の方も同じです。

問題は、食後に血糖値が上昇して高い数値が出ている間に、血管にダメージがあることです。
この血管へのダメージは、蓄積する一方らしいのです。

一回の食事でのダメージは小さくても、それがその先5年10年20年と繰り返されると、脳卒中とか、心疾患とかをまねくわけです。

食後の高血糖が継続的になると、今度は空腹時の血糖値まで上がってくるようになります。
これ、ほんと怖いです。

食後に一時的に高血糖を継続してることは、健康診断などでの空腹時血糖値・HbA1cではわからずにすり抜けてしまうわけです。

たとえ空腹時血糖値やHbA1cの数値が正常値でも、毎食後に一時的な高血糖を何年も繰り返して動脈硬化が見つかる場合があります。

長年、勤め先の健康診断で異常がなかったのに、運動した後にやたらと息切れするようになったので、詳しく検査したところ血管狭窄と診断されたという人もいます。
40歳過ぎたら詳しく検査してもらう機会が必要だということですね。


気になる血糖値を下げるために!

血糖値を下げる基本は食事療法と運動療法になります。
しかし、どちらも自己管理能力が必要ですよね。自分との闘いです。

  • ついつい甘いものに手がいってしまう
  • 食欲に負けてつまみ食いをしてしまう
  • ジュースを飲み過ぎてしまう
  • もともと運動が苦手

意思の弱い方には辛いことですね。続けて行くことは難しいことかもしれません。
ダメだと分かっていても、ついつい自分には甘くなってしまうものです。

そんな時に、気軽に飲めて血糖値を抑えてくれる健康茶があります。

↓毎日の食事と一緒に飲んで血糖値を下げる!

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